【ヨソウ】
牝馬のナンバーワン決定戦。エリザベス女王杯といえば、私の中では「ベガはベガでもホクトベガ~」のイメージが鮮烈で、荒れるレースとのイメージがありました。でも、古馬にも解放されてからは、それほど荒れていません。今回も3歳馬代表の無敗の2冠馬カワカミプリンセスと男馬にも負けないスイープトウショウに2強対決の感じです。
でも、人気の2頭には気になることが…
カワカミプリンセスについていえば、強いのは間違いないのですが、「無敗」がいつまで続くのか?これはそれほど簡単なことではありません。3冠を決めた後の有馬記念でディープインパクトが負けることを誰がヨソウしたでしょうか?(私の友人はハーツクライの単勝を1万円握りしめて叫んでいましたが…)それほど難しいことなのです。「負けていない」ことが不安材料になるのです。
スイープトウショウについていえば、今回のある程度落ち着いた流れ(このことについては後で理由を)では自慢の末脚をそがれる恐れがあります。昨年ではなく、一昨年の再現になるかも…
ならば、何が!
わが家では思想的な問題ではなく、金銭的な問題によって産経新聞を取っています。水曜日の夕刊に私が敬愛する井崎脩五郎氏が「おもしろ競馬学」というコラムを書いていらっしゃいます。そこで今回もまたすごいデータを見つけておりました。「前走7番人気の秘密」
秘密といってもそのままですが、「前走で7番人気だった馬」が入った枠が連対し続けているということです。
詳細は以下の表のような結果です
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連対馬
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前走7番人気
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平成11年
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メジロドーベル |
同馬 |
平成13年
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トゥザヴィクトリー |
同枠のポイントフラッグ |
平成15年
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スティルインラブ |
同枠のメイショウバトラー |
平成16年
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アドマイヤグルーヴ |
同枠のシンコールビー |
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オースミハルカ |
同枠のグローリアスデイズ |
平成17年
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オースミハルカ |
同枠のライラプス |
今年はというと1頭出てきています。ソリッドプラチナム。ここのところの傾向からいえば、同枠馬が連対する可能性が高いと思います。ということで私の本命は3枠6番シェルズレイ。この馬が勝つ、または連対するとすればどのような展開が考えられるか?そこから考えていきましょう。そのために必要なことはすんなり先行して、ディープインパクトを破ったときのハーツクライのように早めに仕掛けることです。幸い、人気の2頭は後方からの競馬で牽制し合いそうだし、前に来られたら厳しいアサヒライジングも最近は折り合いをつけてレースをしているようなので、すんなり前を譲ってくれそうです。そして後ろを意識して仕掛けが遅れそうな展開になるかな?
対抗にはトライアルホースといわれている我が愛馬2枠3番アドマイヤキッス。この馬も基本的には後ろから行く馬です。でも今回は天才とも神様ともいわれる武豊が前につけるような気がしてなりません。ディープショックから少しずつ立ち直り、年間200勝を達成させるためにも、ボチボチスパートをかけて来るでしょう。また、何度も負けているので、戦法を変えやすい状況にあると思います。シェルズレイとのたたき合いになると思います。
▲には1枠1番アサヒライジング。鞍上がヨシトミだけに前をかわいがってくれそうで、自分も2着に残す競馬ならできそうな気がします。(欲を出して勝ちに行ったらあぶないですが…)
穴で狙いたいのは悩みに悩んで☆5枠10番キストゥヘヴン。前走の敗戦で距離が持たないと思われて人気をものすごく落としています。ここまで人気を落としたら、武に次ぐ乗り方ができるアンカツが何か仕掛けてくるはずです。連に絡んでくる可能性あり。
馬連&3連複BOX100円。
当たりますように…(祈)
【馬券の真実】
展開ヨソウはある程度予想通りでした。
アサヒライジングはいつも通り、前につけたこと。
これは別に意外でも何でもありませんが。
武豊アドマイヤキッスとアンカツキストゥヘヴンが先行策を取ったこと。
これは自分でも会心のヨソウだったと思います。
ただ、馬券が外れた大きな理由は予想外のことが起こったから。
一つはシェルズレイ。ルメールがハーツくらいのような競馬をしてくれればという希望でしたが、1000m57秒は行き過ぎでしょう。それもこれも鮫島が突っかかりすぎたせいです。ライラプスで無理に競りかけてくるからシェルズレイはスムースな競馬ができませんでした。
もう一つはいうまでもなく、カワカミプリンセスの降着。結果論でいえば、あそこで本田は無理をしなくても勝っていたと思います。あの強引な騎乗を招いたのはやはり「負けていない」プレッシャーだったのではないでしょうか?
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